草津温泉でやることないときの過ごし方!のんびり楽しむ穴場スポット

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草津温泉といえば湯畑や湯もみショー、そして何より温泉そのものが魅力ですよね。でも実際に訪れてみると、「メインの観光スポットは見終わったけど、この後どうしよう」と感じることもあるかもしれません。

そんなときこそ、地元の人が知る穴場スポットや、ゆっくり過ごせる場所を探してみませんか。観光地らしい賑わいから少し離れて、草津温泉の別の顔を楽しむ時間も旅の醍醐味です。ここでは、定番コースを外れたのんびりとした過ごし方を紹介していきます。

目次

草津温泉で「やることない」と感じる理由

草津温泉に来たものの「意外とすぐ見終わっちゃった」と感じた経験はありませんか。実はこれ、多くの旅行者が抱く感想だったりします。

1. 湯畑周辺を見終わったあとの時間

湯畑はたしかに圧巻です。もくもくと湯けむりが立ち上る光景は、何度見ても心が落ち着きますよね。ただ湯畑そのものは30分ほどで一周できてしまいます。写真を撮って、周辺の温泉まんじゅうを食べて、足湯に浸かったら「さて次は」となるのも自然な流れです。

特に早めにチェックインした日の夕方や、チェックアウト後の午前中など、中途半端な時間が空いてしまうことがありますよね。そんなとき「もう少し何かないかな」と思うのは当然のことかもしれません。

2. 天候に左右されやすい観光スポット

草津温泉の周辺には自然を楽しむスポットが多く存在します。でも雨が降ってしまうと、散策路を歩くのも億劫になってしまいますよね。

標高が高い場所にあるため、天気が変わりやすいのも草津の特徴です。朝は晴れていたのに昼過ぎから急に雨が降り出すこともよくあります。そうなると外を歩く予定が崩れて、宿に戻るしかないと感じてしまうこともあるでしょう。

3. 一人旅やのんびり派には物足りなく感じることも

団体で賑わう観光地の雰囲気が、人によっては少し疲れることもありますよね。一人でゆっくり過ごしたい人や、静かに温泉を楽しみたい人にとって、湯畑周辺の人混みは思っていた雰囲気と違うかもしれません。

「温泉でゆっくりしたいのに、なんだか慌ただしく感じる」――そんなふうに思ったら、少し視点を変えて草津の違う一面を探してみるといいかもしれません。実は草津には、観光客が少ない穏やかな場所もたくさんあるんです。

地元の人が教える穴場の過ごし方

観光マップに大きく載っている場所だけが草津の魅力ではありません。地元の人がふらっと訪れるような場所にこそ、本当の草津らしさが残っていたりします。

1. 西の河原公園の奥まで散策する

西の河原公園は多くの人が訪れる場所ですが、実は奥まで歩く人は意外と少ないんです。入口付近の足湯や露天風呂で満足して引き返してしまう人が多いですよね。

でも本当に静かで美しいのは、公園の奥のほうなんです。川沿いの遊歩道を進んでいくと、湯けむりが立ち上る岩場や、ゴツゴツとした火山地形が広がっています。ここまで来ると人もぐっと減って、自然の音だけが聞こえてくる空間になります。

季節によっては紅葉や新緑が美しく、写真を撮るにもぴったりの場所です。ベンチもあるので、しばらく座ってぼんやり過ごすのもいいですよね。誰にも邪魔されない贅沢な時間が流れます。

2. 白旗の湯で地元民に混じって入浴

草津には無料で入れる共同浴場がいくつかありますが、その中でも白旗の湯は地元の人が日常的に使っている場所です。観光客向けではないため、素朴な雰囲気がそのまま残っています。

ここに入ると「あ、本当に地元の温泉に来たんだな」と実感できるはずです。番台もなく、管理人もいません。入口に賽銭箱のような箱があるだけで、あとは自分で勝手に入るスタイルです。

お湯の温度はかなり熱めです。草津の源泉そのままの熱さで、最初は「これ無理かも」と思うかもしれません。でも地元のおじいちゃんたちが平然と浸かっている姿を見ると、なんだか挑戦したくなりますよね。少しずつ体を慣らしていけば、次第に心地よくなってきます。

3. 草津ガラス蔵でものづくり体験

旅の思い出を形に残したいなら、ものづくり体験もおすすめです。草津ガラス蔵では、吹きガラスやサンドブラストといった体験ができます。

吹きガラス体験では、職人さんのサポートを受けながら自分だけのグラスを作れます。熱い炉の前で真剣に取り組む時間は、普段の生活では味わえない緊張感と達成感がありますよね。完成した作品は後日郵送してもらえるので、旅の余韻を自宅でも楽しめます。

ギャラリーでは色鮮やかなガラス作品が並んでいて、見ているだけでも楽しめます。お土産選びにも困らない品揃えです。

4. 片岡鶴太郎美術館でアート鑑賞

温泉街にある美術館というのも、なかなか珍しい存在ですよね。片岡鶴太郎美術館は、湯畑から徒歩圏内にありながら、訪れる人は意外と少ない穴場スポットです。

館内には片岡鶴太郎さんの繊細な絵画や書、陶芸作品が展示されています。静かな空間でゆっくりとアートに触れる時間は、温泉とはまた違った癒しを感じられるかもしれません。

作品からは独特の世界観が伝わってきて、「こんな表現方法があるんだ」と新しい発見があります。雨の日や少し疲れたときに立ち寄るのにちょうどいい場所です。

雨の日でも楽しめる室内スポット

せっかくの旅行なのに雨が降ってしまうと、どうしても気持ちが沈みますよね。でも草津には雨でも十分楽しめる室内スポットがあります。

1. 熱乃湯で湯もみショー鑑賞

草津といえば湯もみショーは外せません。でも「定番すぎて今さら」と思っていませんか。実際に見てみると、想像以上に迫力があって楽しいんです。

湯もみ娘さんたちが「草津よいとこ」の歌に合わせて、リズミカルに板を動かす様子は見応えがあります。会場は熱気と湯けむりに包まれて、独特の雰囲気が漂っています。

ショーの後半では観客も参加できる体験コーナーがあって、実際に湯もみをさせてもらえます。これがやってみると意外と難しくて、腕がすぐに疲れてしまうんですよね。でもその分、伝統的な温泉文化を体感できる貴重な機会になります。

項目内容
所要時間約30分
料金大人700円、小学生350円
開催回数1日6回程度
予約不要(当日先着順)

2. カフェ巡りでゆっくり読書タイム

温泉街にもおしゃれなカフェが増えてきました。雨の日こそ、ゆっくりカフェで過ごす時間を楽しんでみませんか。

「カフェ花いんげん」は古民家を改装した落ち着いた雰囲気のお店です。窓際の席に座ると、雨に濡れた緑が美しく見えます。コーヒーを飲みながら本を読んだり、旅の日記を書いたりするのにぴったりの空間です。

「Kusatsu Café」は湯畑近くにあって、地元の食材を使ったスイーツが人気です。草津で採れたブルーベリーを使ったタルトは、甘酸っぱさがちょうどよくて何個でも食べられそうになりますよね。

カフェで過ごす時間は、観光地を巡るのとは違った旅の楽しみ方です。急がずゆっくりと、雨音を聞きながら過ごすひとときも贅沢だと思います。

3. 道の駅で地元の特産品探し

「道の駅草津運動茶屋公園」は、地元の人も利用する大きな道の駅です。雨の日でも館内をゆっくり見て回れますし、お土産選びにも困りません。

野菜売り場では、地元で採れた新鮮な高原野菜が並んでいます。都会ではなかなか見られない珍しい野菜もあって、見ているだけで楽しくなりますよね。草津で作られた味噌や漬物も種類が豊富です。

お土産コーナーには、定番の温泉まんじゅうから地酒、工芸品まで幅広く揃っています。値段も観光地価格ではなく良心的なので、まとめ買いしたくなります。

レストランでは地元の食材を使った定食が食べられて、どれもボリューム満点です。観光地の食事に少し飽きたときの息抜きにもなりますよね。

無料または低予算で満喫できる場所

旅行中は何かとお金がかかりますよね。でも草津には無料で楽しめる場所もたくさんあります。

1. 各所の無料足湯でリラックス

草津には無料の足湯スポットが点在していて、気軽に温泉気分を味わえます。湯畑周辺だけでなく、少し離れた場所にもあるんです。

西の河原公園の入口にある足湯は、開放感があっておすすめです。目の前には川が流れていて、緑を眺めながらのんびりできます。地元の人も散歩の途中に立ち寄っていて、会話が生まれることもありますよね。

バスターミナルの近くにも足湯があって、バス待ちの時間を有効活用できます。旅の疲れを癒すのにちょうどいい場所です。

足湯に入りながら温泉まんじゅうを食べる――これだけで幸せな気分になれるから不思議ですよね。

2. 湯畑ライトアップの夜散歩

夜の湯畑は昼間とは全く違う表情を見せてくれます。ライトアップされた湯けむりが幻想的で、何度見ても飽きません。

夜は人も少なくなって、湯畑をゆっくり眺められます。静かな夜の温泉街を歩くと、昼間の賑わいが嘘のように感じられるかもしれません。

木樋から流れ落ちる温泉の音が、夜はより際立って聞こえます。その音を聞きながらベンチに座っていると、時間を忘れてしまいそうになりますよね。

夜風が冷たい季節は、温かい飲み物を持って散歩するのもいいかもしれません。コンビニで買ったホットドリンクでも、この雰囲気の中で飲めば特別な味に感じられます。

3. ベルツ記念館で草津の歴史を知る

ベルツ記念館は入館無料で、草津温泉の歴史を学べる貴重な施設です。明治時代にドイツから来日したベルツ博士が、草津温泉の素晴らしさを世界に紹介した功績が展示されています。

館内はそれほど広くないので、30分ほどでゆっくり見て回れます。当時の温泉治療の様子や、ベルツ博士の研究資料などが展示されていて、草津温泉がどのように発展してきたのかがよく分かります。

歴史を知ることで、温泉に入る楽しみも深まりますよね。「こんな背景があったんだ」と知ると、湯畑を見る目も変わってきます。

4. 草津山光泉寺で静かな時間を過ごす

温泉街の喧騒から少し離れた場所にある光泉寺は、訪れる人がほとんどいない静かなお寺です。でもここには草津を訪れた白根山の火山神を祀った歴史があります。

境内は整備されていて、ベンチもあるので休憩にもぴったりです。木々に囲まれた空間は、心が落ち着く雰囲気がありますよね。

観光地の賑わいに疲れたときや、一人で静かに過ごしたいときに訪れてみてください。誰もいない境内で、自分だけの時間を過ごせるはずです。

一人旅でものんびり楽しめる過ごし方

一人旅だと周りの目が気になって、どう過ごしていいか分からないこともありますよね。でも草津は一人でも楽しめる場所がたくさんあります。

1. 早朝の湯畑を独り占め

早起きは得意ですか。もし少しでも朝型なら、早朝の湯畑を訪れてみてください。朝6時くらいだと観光客はほとんどおらず、地元の人が散歩している程度です。

朝の澄んだ空気の中で見る湯けむりは、昼間とは全く違う美しさがあります。静寂に包まれた温泉街は、まるで自分だけの場所のように感じられるかもしれません。

ベンチに座って、ゆっくりと湯畑を眺める時間。誰にも邪魔されず、自分のペースで過ごせる贅沢な朝です。朝食前のこの時間が、旅の中で一番印象に残ることもありますよね。

写真を撮るのにも最高の時間帯です。人が写り込まない湯畑の写真は、なかなか撮れないものですから。

2. 温泉手形で複数の共同浴場巡り

草津には18箇所の無料共同浴場がありますが、そのうち3箇所に入れる「温泉手形」というシステムがあります。1枚600円で、好きな3つの浴場を選んで入浴できます。

共同浴場名特徴温度
白旗の湯白旗源泉使用、熱め約50度
地蔵の湯万代鉱源泉使用、比較的入りやすい約46度
千代の湯湯畑源泉使用、草津らしい熱さ約48度

一人で温泉巡りをするのは、意外と楽しいものです。それぞれの浴場で源泉が違うため、お湯の色や肌触りも微妙に異なります。その違いを確かめながら巡るのは、まるで温泉マニアになった気分ですよね。

地元の人との会話が生まれることもあります。「どこから来たの?」「一人で温泉巡り?いいねえ」なんて声をかけられると、なんだか温かい気持ちになります。

3. 地元の食堂でひとりご飯を楽しむ

一人での食事は気を遣いますよね。でも草津には一人でも入りやすい食堂がたくさんあります。

「大野屋食堂」は地元の人も通う定食屋さんです。カウンター席もあって、一人でもまったく違和感がありません。ボリューム満点の定食を食べながら、地元の人たちの会話を聞いているだけでも面白いものです。

「やきとり平八」は夜におすすめです。カウンターで焼き鳥をつまみながら、地酒を楽しむ時間は至福ですよね。店主との会話も弾んで、気づけば常連客と仲良くなっていることもあります。

一人だからこそ、自分の食べたいものを自由に選べます。誰かに合わせる必要もなく、好きなペースで食事を楽しめるのは一人旅の醍醐味です。

草津温泉周辺の自然スポット

温泉街を離れて、少し足を伸ばしてみるのもおすすめです。草津周辺には、火山地形ならではの独特な景観が広がっています。

1. 殺生河原で火山の息吹を感じる

殺生河原は、草津温泉の源泉地帯です。名前だけ聞くと少し怖い印象を受けますが、実際に訪れてみると圧倒的な自然の力を感じられる場所です。

あちこちから硫黄の香りが立ち込め、地面からは白い湯けむりが噴き出しています。岩肌は酸性のお湯で変色していて、植物もほとんど生えていません。まるで別の惑星に来たような不思議な光景が広がっています。

遊歩道が整備されているので、安全に見学できます。でも柵の外には絶対に出ないでくださいね。高温の温泉が噴き出していて危険です。

この場所に立つと、自分が浸かっている温泉がどこから来ているのか実感できます。自然の力ってすごいなと、改めて感じられる体験です。

2. 草津白根山の湯釜(状況による)

草津白根山の火口湖「湯釜」は、エメラルドグリーンの美しい水を湛えています。ただし火山活動の状況によって立入規制がかかることも多いので、訪れる前に必ず確認が必要です。

規制が解除されているときに見られたら、それはとてもラッキーなことです。火口の淵から見下ろす湯釜の色は、写真で見るよりもずっと鮮やかで印象的です。

標高が高いため気温も低く、夏でも肌寒く感じることがあります。上着を持っていくことをおすすめします。風も強いので、帽子が飛ばされないように気をつけてくださいね。

3. 弓池周辺の静かな森林浴

弓池は白根山の中腹にある小さな池です。観光客が少なく、静かに自然を楽しみたい人にぴったりの場所です。

池の周りには遊歩道があって、15分ほどで一周できます。季節によっては紅葉が水面に映り込んで、とても美しい景色が広がります。野鳥のさえずりが聞こえて、都会の喧騒を忘れられる空間です。

ベンチもあるので、持参したおにぎりやサンドイッチを食べるのもいいですよね。ピクニック気分で自然の中で食べる食事は、どんなレストランよりも美味しく感じられるかもしれません。

写真を撮るのが好きな人にもおすすめです。人工物がほとんど写り込まない、自然そのままの風景を撮影できます。

まとめ

草津温泉で「やることない」と感じたとき、それは新しい発見のチャンスかもしれません。定番の観光ルートから少し外れてみると、思いがけない場所や体験が待っています。

地元の人が通う共同浴場や、静かな自然スポット、一人でも気軽に立ち寄れるカフェや食堂――こうした場所にこそ、草津の本当の魅力が隠れているのかもしれませんよね。

急いで観光地を回るよりも、のんびりと自分のペースで過ごす時間を大切にしてみてください。草津は何度訪れても、その都度違う顔を見せてくれる不思議な場所です。次回の草津旅行では、ぜひ今回紹介した穴場スポットも訪れてみてくださいね。

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